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ガンの正体

検査ラッシュから暫く経ち、ようやく生検の結果が出ました。


生検の結果が出る…つまり、自分が抱えている爆弾の種類が分かるということです。


何度目かもうわからないドキドキ……




小さな説明部屋に呼ばれ、これから主治医となる先生方から説明を受けました。




「N-tomo君の生検の結果が出ました。まず、病名は悪性リンパ腫という血液の病気です。これは、身体の免疫機能を支えるリンパ球が異常を起こし、ガン化したものです。
様々な種類があるのですが、N-tomo君は若い男性に多い傾向があるT細胞性リンパ芽球性リンパ腫という種類にあたります。」

ほう。悪性リンパ腫ねぇ…   

肺がんやすい臓ガン、胃がんや肝臓癌などはよく医療ドラマとかで聞いたことがありましたが、聞き慣れない部類です。


「N-tomo君の場合、今の所骨髄に異常は見られず、縦隔と胸膜、胸水にがん細胞が見られます。
この種類の悪性リンパ腫の場合は、白血病と同じ治療方針で治療を行なっていきます。」

白血病かぁ…
この種類の悪性リンパ腫と白血病というのは、まぁどっちつかずの病気というものらしいです。




「治療は化学療法を中心に行い、完全寛解を目指します。つまり、ガンを大きくしないという治療ではなく倒して治していく方針だということです。」

ナルホド!治る可能性があるのか!
数日前に今死ぬかもしれません何て言われたN-tomoにとっては何はともあれ朗報です。


「治療期間は、まずガンを小さくする寛解導入療法期が約一ヶ月、その後さらにがん細胞を減らしていく地固め療法を数ヶ月行い、経過を見ながら通院による維持療法を行う予定です。
すべて合わせると2年ほどのスケジュールでしょうか。もちろん、個人差はありますが。」




長い長い治療です。まだ18歳でみんながキャンパスライフを楽しんでいる中ずっと入院生活です。




でも、治る可能性があるならば、生きることができるなら、やるまでじゃないですか?
いや、やるしかないじゃないですか!!!





こうして、18歳N-tomoの悪性リンパ腫との戦いが始まりました。
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検査・検査・検査

こうして、胸の巨大腫瘍の正体をつきとめる為に検査が始まりました。



CTやMRI、全身PETなど今まで乗ったことの無いような機会に次々と乗せられ検査検査の日々です。




それらは機械に乗っかるだけといえばだけなのでまだいいのですが、
生検(生体検査)というものをやらなければなりません。



これは、腫瘍まで直接針を差し込んでそれを採り、検査に回して何のがんかを特定するものです。だから、やらないわけにはいきません。



ところが、痛い!!!
局所麻酔をするもののまずその麻酔が痛い!!
そして、胸に響く何かが入る感覚。
厳しいものがあるぞ…





これだけでは終わりません。
骨髄にがんがあるのか無いのか?(浸潤しているか?)
それも重要なことです。

ということで、骨髄に注射針を刺しこむのです。
しかしやはり、局所麻酔が痛い!!
麻酔さえ効いてしまえば、あとはなんとかなるんですが…汗





こうして、怒涛の検査ラッシュが続きました。

衝撃の宣告

緊張しながらも、診察室の中に入ると先生が一人。
割と淡々とした口調で病状の説明を始めました。





「えー、N-tomo君ね。縦隔に原発不明の巨大な腫瘍があります。大きさからみて悪性腫瘍と考えて間違い無いでしょう。何がんかはこれから生検をしてみないと何とも言えませんが、肉腫、胸腺腫、悪性リンパ腫などの可能性があります。」





ここまでは、前の病院で聞いた話です。


「問題は、この腫瘍が大きくさらに進行速度が速い為に大動脈や気管支を圧迫する恐れがあることです。このことにより、呼吸困難や血管へのダメージが起こり、急死する恐れがあります。」





つまり、


今この瞬間死んでも

おかしく無いということ…




なのです。








そして、その状況はまたしても素人目にも分かりやすい状況でした。
初期腫瘍 パワポ 
腫瘍は、心臓より大きく右胸を大きく圧迫しています



確かに、これでは今この瞬間呼吸困難になってもおかしくはありません。




「ともかく、うちの病院に緊急入院してください。なるべく早く検査を行い、ガンを特定し治療に移ります。」



こうして、緊急入院でありました。

衝撃と決意

ガンという宣告を受けた18歳の青年N-tomo。

小さな宣告部屋を出ても、何だか実感が湧きません。


この2日間、よく考えるお色々な事があまりにもありすぎました。



1年必死で勉強した第一志望に落ち咳や吐き気で苦しみ悶えた人生一苦しい夜を過ごし、肺炎で入院があるから卒業式はムリだと言われたと思ったら、実は肺に2リットルも水が溜まっていて。


そして水を抜いたら今度は、ガンですと。




「奈落の底に突き落とされる」とは、まさにこのことでしょう。間違いないです。
いろんな感覚が麻痺してました。
今から考えると逆にその方が良かったのかもしれませんね。



さて、週が明けました。
国立ガン研究センター中央病院は、この国のガン研究を支える拠点であり、ガン専門の大変に大きな病院です。


そびえ立つ2本のビルを前に、「絶対もう一度この正面玄関を堂々と元気に出てやる!」という強い思いとともに中へと入りました。




その後手続きや採血や一通りの検査を終え、2時間ほど待ってなんとか診察室へ。



自分がガンであることは、もう分かっています。
そして、下手に隠されるより知って、向き合って、良かったと思います。



衝撃の2日間を過ごしました。
これ以上怖いことはもう言われないハズ…









しかし、それは"甘すぎる"期待だったのです…

宣告2

え?
というか、は?
いやいやいやいやいや…
咳喘息だったんじゃないの?
え、胸水が溜まっててそれを取り除いたら楽になったじゃん!






ガン…??





何を言われているのかがよく分かりませんでした。
よく考えてみたら、昨日東大落ちたばっかりだったんですよね笑
そして、今日はあなたにはガンがありますと。





何という事でしょう。
人生とはなんなのでしょう?
ここまで見事に一瞬で崩壊する事なんてあり得るのでしょうか?









先生は続けました。
「今は混乱しているかもしれませんが、大切な事なのでよく聞いてください。胸水を抜き取りましたが、胸の中央部分に白い塊が見受けられます。血液検査の結果、LDHという悪性腫瘍のある時に上がるマーカーが上がっており、レントゲン上も悪性腫瘍とみられます。」


「肺を圧迫しているのですが、肺がんというわけではありません。人間の身体には心臓や大動脈などの重要臓器が固まった部分があり、そこを総称して縦隔と呼びます。N-tomo君のガンはそこにあります。」


「詳しく何ガンなのかは検査しなければ分かりませんが、可能性としては肉腫や胸腺腫.悪性リンパ腫などが考えられます。そして、大きいので処置は急いだ方がいいでしょう。」





「サードオピニオンをご提案します。週明けまでうちの病院で胸水を抜き、週明けすぐに築地にある国立ガン研究センター中央病院に緊急で行ってください。予約が本来は必要ですが、N-tomo君の場合急いだ方がいいのでそのまま外来で並んで行ってください!」




初期 比較

↑レントゲン写真




ほう…
18歳には、理解し難い話でした。
真面目に生きてきたつもりなので、隠れてお酒もタバコもやったことはありません。
健康診断だって学校のではありましたが毎年受けてました。





俺、ガンか…
全く実感のない重い重い2字が突然N-tomoを襲ったのです。
プロフィール

cancerfighter18

Author:cancerfighter18
N-tomo 18歳(罹患時)
(2016年に闘病していました。2019年現在、全然元気です。)
(病名:T細胞性リンパ芽球性リンパ腫/白血病)

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